Indeedのクローリング掲載が終了(2025年6月末)!影響や対策を解説します

2025年6月末にIndeedがWebサイトからの求人情報の自動クローリング機能を終了しました。これまで無料でIndeedを使う機会が多かった企業の担当者は、具体的にどのような対策をすれば良いのか、どのような影響があるのか不安に思われるかもしれません。

本記事では、Indeedのクローリング機能が終了した背景や効果的な対応策を紹介します。終了の影響についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

Indeedは、2025年6月末をもって、Webサイトからの求人情報の自動クローリングを終了しました。
これまでは自社の採用サイトなどで求人を公開すれば自動的にIndeedにも掲載されていました。しかし、7月以降は自動的に求人が掲載されなくなったことで、何もしなければ求職者から求人を見てもらえない可能性が高くなったのです。

Indeedがクローリング終了を決断した背景

Indeedがクローリング掲載の終了を決断した背景には、主に以下の2つの理由があります。

  • 求職者の利便性向上
  • 掲載される求人情報の品質担保

従来のクローリングで掲載された求人情報には、応募時に外部の求人サイトへ移動し、再度個人情報を入力する必要があるなど、求職者にとって手間がかかっていたため、応募途中での離脱を引き起こす一因となっていました。
今後はIndeed上で応募が完結する方式に一本化されるため、求職者は数クリックでスムーズに応募できるようになり、利便性が大幅に向上します。

加えて、自動クローリングでは、募集が終了している求人や重複した求人情報が掲載されたり、求人情報が意図しない形式で読み込まれることもあったりするなど、求人情報の正確性や最新性の維持が課題でした。

掲載方法を企業による直接投稿や連携システム経由に限定することで、情報のフォーマットが統一され、より正確で信頼性の高い求人情報を提供できるようになることを狙いました。

Indeedのクローリング終了で求人情報の露出機会が大幅に減少する!?
Indeedのクローリング終了で求人情報の露出機会が大幅に減少する!?

Indeedのクローリング終了は、多くの企業、とりわけ自社採用サイトに注力してきた企業や、採用に大きな予算を割けない中小企業にとっては、死活問題となるかもしれません。

従来は、多くの企業が自社の採用サイトに求人情報を掲載するだけで、Indeedが自動的にその情報を見つけ出し、月間数千万人が訪れるプラットフォーム上に無料で掲載してくれていました。そのため、多額の求人広告費をかけなくても多くの求職者にアプローチできる可能性があったのです。

しかし、流入経路が断たれたことで、採用サイトに掲載した求人情報が検索結果から消え、応募数が激減するリスクがあります。

加えて、クローリングの終了に伴う対策を迅速に行った競合他社に優秀な人材が集中し、採用市場での格差がますます拡大する可能性があります。何も対策を打たなければ、応募が来ないだけでなく、他社に優秀なアルバイトやパートを取られてしまうかもしれません。

今すぐ取るべき!Indeedクローリング終了への効果的な対応策
今すぐ取るべき!Indeedクローリング終了への効果的な対応策

Indeedのクローリングが終了したことで、今後は何らかの対策を打つ必要があります。

ここからは、企業の採用担当者が打つべき対策を2つ紹介します。

「直接投稿」へ切り替える

最初に考えられる対策は、Indeedの管理画面から直接求人情報を投稿する方法です。この方法では、複雑なシステムを導入する手間がかからず、コストをかけずにIndeedへ求人を掲載できます。

加えて、応募者がIndeed内で応募を完結できる「Indeedエントリー」にも完全対応できるので、求職者の応募の手間を最小限に抑え、応募完了率の向上が期待できるでしょう。

求人票に写真や動画を追加したり、企業の魅力を伝える文章を自由に編集したりできるため、求職者へのアピールもできます。

ただし、求人情報の更新や募集終了時の対応をすべて手動で行う必要があるので、複数の求人媒体を利用している場合、それぞれの媒体で同様の作業が発生し、採用担当者の負担が増える可能性があります。

応募者対応もIndeedの管理画面で行うため、情報が属人化しやすい点にも注意が必要です。

Indeedに連携している採用管理システム(ATS)を導入する

複数の求人媒体を利用している、あるいは採用活動全体のDXを推進したい企業の場合、Indeed連携している採用管理システムATS)を導入しましょう。

採用管理システム(ATS)とは、求人掲載や応募者情報の一元管理、選考プロセスの可視化などを通じて、採用活動全般を効率化・自動化するためのシステムのことです。

採用管理システム(ATS)を導入すれば、システム上で作成・更新した求人情報がIndeedを含む複数の連携媒体へ自動的に反映されるため、媒体ごとの手動更新をする必要はありません。

さらに、Indeedや他の媒体からの応募者情報をシステム内に自動で集約し、一元管理できるので、応募者への対応漏れや二重対応といった事態が起きなくなります。

そして、選考プロセス全体の進捗管理や面接日程の調整などもシステム上で完結できるため、採用担当者の工数も大幅に減少します。

ただし、ATSの導入には初期費用や月額利用料が発生するので、複数の会社のシステムを比較したり、導入当初はお試しで使ったりするなどして、費用がかかりすぎないようにしましょう。

ビズプラ採用管理
ビズプラ採用管理
採用業務をまるっとお任せできるビズプラ採用管理
採用業務をお任せできるビズプラ採用管理

ビズプラ採用管理は、IndeedおよびIndeed PLUSと連携しています。

ビズプラ上で求人情報の作成・更新・募集終了を行うと、即座にIndeedへ反映されるので、掲載漏れや古い情報が掲載されることがありません。

また、通常、直接雇用と派遣の求人を同一サイトに掲載すると、Indeedではどちらか一方しか表示されません。しかし、ビズプラは独自の仕組みにより、1つの採用サイトで両方の雇用形態を同時にIndeedへ掲載できることで、サイトを複数管理する手間とコストを削減します。

さらにビズプラに掲載された求人情報は、求人内容や求職者の閲覧・応募状況からIndeedPLUSが最も適切と判断した媒体に掲載されるので、興味のある求職者にアプローチしやすくなるでしょう。
▼こちらの記事をご参照ください
ビズプラ採用管理(bizpla)は  Indeed PLUS に対応しているIndeed PLUS連携ATSです

さらに、Googleの最新アルゴリズムを反映したSEO対策も万全です。サイト評価で高得点を獲得するチューニングにより、オーガニック検索での上位表示を実現し、広告費に頼らなくても応募者を増やすサポートを行います。

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