採用コストを抑えるために求人広告を無料で掲載したいと考えている方もいるのではないでしょうか。とはいえ、どの求人広告を利用するべきか、無料で成果を出せるのか疑問を感じている人もいるでしょう。
本記事では、無料で掲載可能な求人広告サイトの紹介や求人検索エンジンで成果を出すためのポイントについて詳しく解説します。
無料で求人掲載が可能な求人広告サイト一覧
無料で求人掲載が可能な主な求人広告サイトの例です。
| 求人広告サイト | 費用 | 特徴 |
|---|---|---|
| ハローワーク | 無料かつ追加費用もなし | ・国が運営する ・全国550以上のハローワークや他の施設で集めた求人情報について担当の方と相談しながら紹介 ・250万件以上の求人がある |
| ジモティー | 全ての機能が無料 | ・求人の募集も可能 ・パートの求人が150万件以上（2023年10月時点）ある |
| engage | 基本機能は無料 | ・求人掲載企業数が多い ・0円で求人掲載から採用まで可能 ・求人掲載数は無制限、採用サイトの作成や求職者へのDM送信もできる |
| しゅふJOB | 応募課金プランのみ求人掲載と採用による費用が無料 | ・ユーザー数760万人 ・主婦（主夫）採用特化 ・無料の内容が異なるプランを選べる |
| 求人Free | 初期費用、年会費、成果報酬など全て無料 | アルバイト・パートの求人数は622件（2023年10月現在） |
| Q-JiN | 求人情報の掲載までは無料 | ・応募者と連絡を取るために連絡先を取得する段階で初めて費用が発生 ・21万9,985人が利用 |
求人の掲載も含めて全て無料のサイトと求人掲載費用など一部のサービスのみ無料のサイトがあります。利用前に無料の範囲について把握しておきましょう。
無料で求人掲載が可能な求人検索エンジン
無料で求人掲載が可能な方法として、求人検索エンジンを活用する方法があります。求人検索エンジンとは、求人情報のみが掲載された検索エンジンです。ここからは、代表的な求人検索エンジンについて紹介します。
Indeed
Indeedに掲載される求人数は100万件以上あります。求人数が多い方がたくさんの選択肢から選べるのでユーザーにとっても利用しやすいです。
採用する側にとっても、ユーザー数が多い媒体に出した方が多くのユーザーから自社の求人を見てもらえる可能性があるため、今やIndeedに求人広告を出稿するのはあたりまえの状況になっていると言えます。
Indeedでは、無料で求人情報の掲載や企業ページの作成、応募管理画面の利用が可能です。
ご自身で給料や仕事内容、求める人材といった情報を入力する直接投稿かプログラムが自動で巡回して情報の複製や保存を行うクローリングという方法があります。
Indeedでは、無料と有料で広告枠を分けているので、無料版は検索結果での表示回数が少なくなります。また、無料版では、有料版で利用可能な管理画面から求人広告の表示回数やクリック回数の確認もできません。
求人ボックス
求人ボックスも知名度の高い求人検索エンジンです。アルバイトとパートだけでも900万件以上の求人を掲載しています。
求人ボックスでは、直接入稿とクローリング掲載は無料です。
有料オプションを使って求人広告を広告枠に掲載すれば、検索結果上位に表示されやすくなります。その場合、広告がクリックされた場合のみ1クリック25円〜1,000円の費用が発生します。
スタンバイ
スタンバイは、月間ユーザー数1,000万人以上の求人検索エンジンで、登録されている求人は1,000万件を超えます。
スタンバイでも求人広告を無料で掲載可能です。有料にすると求職者の目に留まりやすい場所に広告を掲載できます。その場合の費用は1クリック30円以上です。
無料の求人広告に掲載するメリット
求人広告は有料で出さなければ効果が出ないと考える方もいるでしょう。しかし、費用をかければ効果の出る保証があるわけではありません。無料の求人広告にも掲載するメリットを紹介します。
採用コストの削減が可能
一般的に有料の求人サイトでは、一定の掲載期間毎に費用が発生するものが多いです。しかし、このような求人サイトを使った場合、成果が出なくても費用を支払わなければなりません。とはいえ、長期間求人を掲載し続けると、費用がいくらあっても足りないでしょう。
しかし、無料の求人広告なら無駄な費用が一切かからないので、採用コストを大幅に削減できます。
何より万が一失敗したときのリスクを抑えられるので、精神的な負担も減ります。
多くの求人広告に掲載しやすくなる
無料の求人サイトは採用コストを抑えられるので、一度に多数の求人広告を出すことが可能です。特に、複数の店舗で人材を募集したい場合でも、予算を気にせずに求人広告を出しやすくなります。
予算がある程度確保できないと複数店舗の求人を出すのが難しい有料の求人広告と比べるとかなり強いメリットといえるでしょう。
掲載までの時間が速いサイトもある
一般的に有料サイトは、申込みから掲載まで数日かかることも珍しくありません。なぜなら、契約や担当者との打ち合わせを行うのに1週間以上かかる可能性があるからです。
すぐに人材を募集したい企業にとって、求人が掲載されるのが早くて1週間後からというのは、好ましいことではありません。
しかし、無料の求人広告では、Web上から求人原稿の作成が可能なため、15分前後〜1日で求人の掲載が可能です。
そのため、急なアルバイトやパート募集にも対応できます。
無料の求人広告に掲載するデメリット
求人広告を無料で掲載できる求人広告では多くの場合、有料プランを提供しています。当然、無料で求人広告を使う際には、いくつかデメリットもあります。実際の運用では、デメリットも理解した上で無料の求人広告に掲載するのか検討しなければなりません。
無料の求人広告に掲載するデメリットについて見ていきましょう。
求人掲載の負担が重い
無料で求人広告を出す場合、写真の撮影、企業情報、募集要項といったコンテンツを自社で行う必要があるので工数が増えます。
Web上で作成ができるとはいえ、採用業務の忙しい担当者にとっては負担がかかります。採用業務に多くの時間を割けない企業は、費用をかけても有料の求人広告を利用した方が良いでしょう。
他社の求人に埋もれやすいので効果が出ないこともある
無料の求人広告の場合、自社だけでなく他社も同じように求人を掲載しています。求人掲載数が多い求人広告サイトの場合、他社の求人に埋もれてしまって、自社の求人情報のアクセス数が延びない恐れがあります。その結果、応募数が伸び悩むでしょう。
無料とはいえ、人材を採用できなければ、意味がありません。特にどうしてもすぐにアルバイトやパートを募集したい場合は、有料の広告枠の利用や求人媒体への掲載を考えてもよいかもしれません。
掲載可能な情報量が少ない
無料のサイトは有料のサイトよりも掲載できる情報量に限りがあることがあります。
例えば、文字数に制限があったり載せられる写真の枚数が決められていたりするので、自社の魅力を求職者に伝えにくくなります。
無料で求人広告のみを使って自社の魅力を伝えるのにも限度があるでしょう。
運用についてサポートを期待できない
無料の求人広告では、自社での運用が求められるのに加えて担当者がつかないことがほとんどです。すべての作業を自社でやらなければならないのに加えて、成果を出すために徹底的なサポートを受けることもできません。
効果的に応募を増やすノウハウを持っていない場合、人材の確保に時間がかかるでしょう。
また、求人広告の効果測定も自社で行い、戦略を練る必要があります。
無料の求人広告で成果を出すポイント
無料の求人広告を掲載している企業は多いため、成果を出すのは簡単ではありません。無料の求人広告で成果を出すポイントについて紹介します。
求人原稿を見直す
無料の求人広告では、限られたページ数で採用したいターゲットが魅力を感じるような要素を絞って記載する必要があります。
そのため、訴求するポイントはターゲット毎に変えるのは当然ですし、時給などの条件を見直しても良いかもしれません。
また、可能であれば、テキストだけでなくインタビューや採用動画などを使って、求職者の印象に残るような求人原稿にしましょう。
先に無料の求人広告を使う
有料の求人広告を出す際には掲載までに時間がかかりますが、その間何もしないのは優秀な人材を取りこぼす恐れがあります。そこでその期間の機会ロスを防ぐために先に無料の求人広告を出しても良いでしょう。
費用はかかりませんし、1人でも採用できれば十分です。急に人員を募集する場合も、有料広告の求人掲載までに時間がかかるようなときは、無料の求人広告を試してもよいでしょう。
有料の求人広告との併用も検討する
無料の求人広告と有料の求人広告との併用も検討しましょう。無料の求人広告は定期的な求人の掲載や採用チャネルを増やして幅広い求職者にアプローチして応募数を増やす効果が期待できます。
並行して有料の求人広告の担当者からのサポートを受ければ、無料の求人広告でも同じように質の高い求人原稿を載せられるようになります。
また、無料の求人広告では、求人原稿の転載も可能なため、採用担当者の業務負担を軽減できるでしょう。
求人検索エンジンを使う
無料の求人広告だけでなく、求人検索エンジンも併用しましょう。
indeed、求人ボックス、スタンバイのような求人検索エンジンは、アルバイト・パート・派遣など雇用形態にかかわらず、多くの求職者が利用しているので、幅広い求職者にリーチすることが可能です。より優秀なアルバイトやパートを見つけられる可能性も上がるので併用してみることをおすすめします。
ビズプラなら多数の求人媒体の取り込みやデータフィードに対応
ビズプラ採用管理は、無料の求人広告や求人検索エンジンも含めて100以上の求人媒体からの応募者取り込みに対応しています。
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