
派遣会社・人材紹介会社とのやり取りは、採用管理システム(ATS)の「エージェント機能」を使うことで、直雇用の応募者データと同じ画面で一元管理できます。本記事では、採用チャネルの分断がなぜ起きるのか、bizplaの「エージェント機能」でどう解決できるのかを具体的に解説します。
なぜ派遣・紹介会社の求人管理はバラバラになりやすいのか

「アルバイト・パートは自社の採用サイトから直接応募、繁忙期は派遣会社に依頼、専門職は人材紹介会社を使う」——多くの企業でこうした複数チャネルの併用が当たり前になっています。
問題は、チャネルごとに管理方法が異なることです。
- 直雇用の応募者はATSで管理しているが、派遣会社・人材紹介会社からの候補者情報はメールとExcelでやり取りしている
- 派遣会社ごとに専用ツールや電話連絡が中心になっており、フォーマットも窓口も統一されていない
- 「今月、派遣・紹介経由で何人採用できたか」を把握するために、会社ごとのExcelやメールを一つずつ遡って数える必要がある
- 担当者が異動・休職すると、どの派遣会社・紹介会社にどんな条件で依頼していたかの経緯が引き継げない
- 契約形態(一般派遣/紹介予定派遣/人材紹介)や単価、契約更新のタイミングが会社ごとにバラバラに管理され、更新漏れのリスクがある
こうした「派遣・紹介チャネルの分断」を解消するために、ATS側に搭載され始めているのが「エージェント機能」です。
「エージェント機能」とは?派遣・紹介の求人一元管理を実現する仕組み
エージェント機能とは、人材紹介会社(転職エージェント)や派遣会社とのやり取り・候補者情報を、直雇用の応募者データと同じシステム内で一元管理できるようにする機能です。
派遣会社・紹介会社ごとに専用のログイン画面を発行し、求人の確認や候補者登録をシステム上で完結させることで、これまでメールやExcel、電話でやり取りしていた情報を1つの画面に集約できます。
本記事では、採用管理システム(ATS)「bizpla(ビズプラ)」が2026年7月に提供を開始した「エージェント機能」を中心に解説します。
bizplaのエージェント機能でできること

派遣スタッフ・紹介会社の候補者情報を1画面で一元管理
bizplaのエージェント機能では、派遣・紹介経由の候補者情報を、直雇用の応募者データと同じ画面で一元管理できます。
例えば「全体で100人採用したい(内訳:直雇用70人、派遣20人、紹介10人)」というケースを考えてみましょう。従来であれば、派遣スタッフの進捗は派遣会社とのメールやExcel、紹介会社経由の候補者はまた別の一覧表で管理する、という形になりがちでした。
【導入前】
月末になると、採用担当者は派遣会社から届いたExcelを開き、紹介会社とのメールを遡って人数を数える——この突合せ作業だけでまとまった時間がかかっているケースも珍しくありません。
【導入後】
エージェント経由で発生した応募者データには、ID列に「一般派遣」「紹介予定派遣」「人材紹介」といったアイコンが表示されるほか、応募者名の下部に担当エージェント名が表示されます。登録方式列には「エージェント入力」と表示されるため、どの応募者がどの経路で登録されたのかをひと目で識別できます。応募者データの検索機能を使えば、雇用形態や担当エージェントで絞り込んで表示することも可能です。
さらに、契約形態(一般派遣/紹介予定派遣/人材紹介)ごとに情報が識別されるため、契約更新のタイミングや単価条件の管理漏れを防ぎやすくなるのも派遣管理特有のメリットです。
エージェント専用ログイン画面で、求人確認から候補者登録まで完結
bizplaでは、紹介会社・派遣会社ごとに専用のログインアカウントを発行できます。エージェント側はこの専用管理画面にログインすることで、募集中の求人(お仕事情報)を直接確認し、推薦したい候補者の情報をそのままシステムに登録できます。
【導入前】
エージェントから「この求人、まだ募集していますか?」という確認の電話やメールが日常的に発生し、都度対応するだけで工数が積み上がっていました。候補者情報もメールに添付されたExcelやPDFで届くため、担当者が一件ずつ社内システムへ転記する必要がありました。
【導入後】
エージェントは専用画面から、募集中の求人の最新状況(募集中/終了間近/募集終了など)をいつでも自分で確認できます。候補者を推薦する際も専用画面から直接情報を入力するため、企業側の採用担当者は転記作業をする必要がなく、bizplaの管理画面上でそのまま候補者情報を確認できます。「確認のための連絡」自体が減るため、双方の工数削減につながります。
タグ管理で、依頼したいエージェントに募集情報を一斉配信
bizplaでは、エージェントIDに対して自由にタグを登録・付与できます。複数のエージェントと付き合いがある企業ほど「どのエージェントに、どの求人を依頼したか」の管理が煩雑になりがちですが、タグ管理でこれを解消できます。
【導入前】
新しい求人が発生するたびに「今回はどのエージェントに声をかけるべきか」を担当者の記憶や過去のメール履歴を頼りに判断していました。
【導入後】
「飲食業界に強い」「関東エリア対応可能」「〇〇業種の実績多数」といったタグをエージェントごとに登録しておけば、条件に合うエージェントを一括で抽出し、まとめて募集情報を配信できます。エージェント数が増えても、依頼先を一つひとつ手作業で選ぶ手間がかかりません。
エージェントへの個別・一斉コメント配信
bizplaでは、募集情報に関するコメントをエージェントへ配信でき、「個別配信」と「一斉配信」を使い分けられます。
【導入前】
「この求人、応募状況はどうですか」「至急、A社に条件変更を伝えたい」といった連絡は、電話やメールでその都度対応する必要がありました。
【導入後】
特定の依頼先エージェントとやり取りしたい場合は「個別配信」でコメントを送信でき、過去のやり取りもあわせて確認できます。複数のエージェントに同じ内容を伝えたい場合は、対象エージェントのID列にチェックを入れるだけで「一斉配信」が可能です。
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導入で得られる3つのメリット

採用チャネル横断での工数削減
派遣・紹介という異なるルートの情報を一つのシステムで管理できるため、進捗確認や集計作業にかかる時間を削減できます。特に、複数の店舗・拠点で同時に採用活動を行っている企業ほど効果を実感しやすい部分です。
属人化の防止・引き継ぎの円滑化
「どのエージェントとどんなやり取りをしていたか」がシステム上に残るため、担当者が変わってもすぐに状況を把握できます。繁忙期の応援対応や、急な休職・異動が発生した場合でも、採用活動が止まってしまうリスクを抑えられます。
候補者対応のスピードアップ
エージェントが専用画面から直接候補者情報を入力できるため、メールでのやり取りや転記作業にかかっていた時間が減り、候補者情報を受け取ってから確認・対応するまでのリードタイムを短縮できます。
Excel管理・一般的なATSとの違い【比較表】
採用チャネルの管理方法には、大きく分けて「Excel・メールでの手動管理」「エージェント機能を持たない一般的なATS」「bizplaのようにエージェント機能を搭載したATS」の3パターンがあります。
| 比較項目 | bizpla | 一般的なATS | Excel・メール管理 |
|---|---|---|---|
| 派遣・紹介の一元管理 | ◯ | △(対応していない場合が多い) | △(手作業で集計) |
| 契約形態・単価・更新期限の管理 | ◯ | △(製品による) | △(別表管理になりがち) |
| エージェント専用管理画面 | ◯ | △(製品による) | × |
| タグによるエージェント絞り込み・一斉配信 | ◯ | △(製品による) | × |
| 応募者への自動連絡(LINE・SMS) | ◯ | △(製品による) | × |
※「△」は運用でカバーできる場合、または一部の製品・プランでのみ対応している場合を示します。
bizplaのエージェント機能が選ばれる理由
2026年7月リリースの最新機能
bizplaのエージェント機能は2026年7月に提供を開始したばかりの新機能です。「直雇用だけでなく派遣・紹介も含めて一つのシステムで完結させたい」という現場の声を受けて開発されました。
もともとアルバイト・派遣など大量採用に強い設計
bizplaは、アルバイト・パート・派遣スタッフなど、大量かつスピーディな採用が求められる現場での利用を想定して設計されたATSです。多店舗展開している企業なら店舗ごと、人材派遣会社なら案件ごとに、求人・応募・選考・内定情報を細かく把握できる仕組みがもともと備わっており、エージェント機能もこの「多店舗・大量採用」という強みの延長線上にあります。
他機能との組み合わせでさらに効率化
bizplaは現在100以上の求人媒体と連携しており、特許技術により最短5分での応募者データ取り込みが可能です。LINE・SMSによる応募者への自動連絡機能も備えています。派遣・紹介経由の候補者だけでなく、直雇用の応募者対応も含めた採用業務全体をbizpla一つで効率化できるのが強みです。導入企業は300社を超えています。
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導入前に確認しておきたいポイント
利用しているエージェント数と運用体制
現在何社の人材紹介会社・派遣会社とやり取りしているか、担当者は何名で分担しているかを整理しておきましょう。エージェント数が多いほど、専用ログインやタグ管理の恩恵を受けやすくなります。逆に、やり取りしているエージェントが1〜2社程度であれば、まずは無料相談で自社に必要な機能を確認するのがおすすめです。
既存の求人媒体・連絡ツールとの連携性
現在利用している求人媒体や、応募者への連絡手段(メール・SMS・LINEなど)と、どの程度スムーズに連携できるかも確認しておくと安心です。特に派遣・紹介経由の候補者と、求人媒体経由の応募者を同じ基準で管理したい場合は、事前に運用フローをすり合わせておくことでスムーズに移行できます。
タグの設計・運用ルール
タグ管理機能を有効に使うには、「どんな軸でエージェントを分類するか」を事前に決めておくことが大切です。得意業界、対応エリア、契約形態など、自社の採用活動に合わせたタグ設計を検討しましょう。運用開始後にタグの粒度を見直すこともできますが、最初にある程度の方針を決めておくと、後々の管理がスムーズになります。
よくある質問(FAQ)
Q. エージェント機能の利用に追加料金はかかりますか?
A. 料金体系については貴社の利用状況によって異なりますので、詳しくはお問い合わせください。
Q. 派遣スタッフと人材紹介の候補者で、管理方法に違いはありますか?
A. どちらもエージェント機能内で候補者情報を一元管理できます。募集情報の出し方や候補者登録の流れは共通の仕組みを利用します。
Q. エージェント側の操作は難しくありませんか?
A. エージェント専用の管理画面から、求人確認・候補者登録をシンプルな操作で行える設計になっています。日頃使い慣れたExcelやメールでのやり取りに比べても、覚える操作は多くありません。
Q. すでに取引しているエージェントが多い場合、導入の負担は大きいですか?
A. エージェントごとにアカウントを発行し、タグを付与していく初期設定は必要になりますが、一度設定すれば以降の運用負担は大きく減ります。エージェント数が多い企業ほど、導入によるメリットを実感しやすい傾向があります。
Q. 今後、bizpla担当者が候補者情報を代行入力できるようになる予定はありますか?
A. エージェント側でbizpla経由の候補者登録に対応いただけないケースも想定し、bizpla担当者による代行登録の機能追加を検討しています。詳細は今後の情報更新をお待ちください。
まとめ
- 派遣会社・人材紹介会社が直雇用と別々に管理されていると、集計や引き継ぎの手間が大きくなる
- bizplaのエージェント機能なら、専用ログイン・タグ管理により、派遣・紹介を含む複数チャネルの採用活動をbizpla一つのシステムで管理できる
- 契約形態や単価、更新期限も一元管理できるため、派遣特有の管理漏れリスクも抑えられる
- 2026年7月リリースの新機能で、bizplaが得意とする大量採用支援の仕組みと組み合わせて活用できる
複数の派遣会社・人材紹介会社とやり取りしながら採用活動を行っている企業様は、ぜひ一度bizplaのエージェント機能をご検討ください。



