シフト作成コラム

第一回 シフトを組むのに一番大切なこと、それは「人」のマネジメントです。

第一回 シフトを組むのに一番大切なこと、それは「人」のマネジメントです。

スタッフが突然…!ある店長の大失敗

大手飲食店チェーンの人事担当者にお聞きした、印象深いお話があります。

優秀な新人女性社員が、店長としてある店舗に配属されました。その店舗には長く務めるベテランのアルバイトさんも多く、ほとんどのスタッフが彼女よりも年上でした。彼女は効率良く現場を回すために、彼らのこれまでのやり方を変えようと強い姿勢で指導を行い、シフトの作成もスタッフの希望をさほど考慮せずに進めました。その結果、どのようなことになったか…。

ある日店長が店に行くと、出勤しているはずのスタッフが誰もいませんでした。驚いて連絡をすると、「もう辞めます」との答え。なんと、スタッフ全員が突然辞めてしまったのです。その日は何とか近隣店舗からの応援で乗り切ったものの、社内で大変大きな問題となったのは言うまでもありません。

シフト作成の一番の悩みは、スタッフとの調整

シフト作成を効率的に行う際、一番大切なことは何でしょうか? シフト管理ツールやシフトアプリで手作業を省略することも大切ですが、現場の担当者の方にお話を伺うと、次のようなお声を耳にします。

「シフトの希望にわがままばかり言うパートさんがいて困る。」
「みんなの希望シフトを優先したら、帳尻合わせのために自分が休みを取れなくなった。」
「人手が足りないのに、スタッフにお願いしても誰もシフトに入ってくれない。」

そう、多くの悩みの原因は、そこで働く「人」なのです。

スタッフとのコミュニケーションがシフトの出来を左右する

無駄な人員が配置されていないか、メンバーのレベルや相性など、編成に問題はないか、特定の人ばかりに出勤が偏っていないか…。担当者はバランスを見ながらシフトを組み、時にはスタッフ一人ひとりと交渉をする必要も出て来ます。

シフト管理、引いては現場の運営に一番重要でかつ効果的なこと、それは、アルバイト・パートスタッフのマネジメントをきちんと行い、また、彼らとの間に信頼関係を築くことなのです。

優先すべきはスタッフとの信頼関係づくり

シフト管理を効率的に行うために、様々なデータや売上予測から最適な人員配置を割り出すことは重要です。しかし、どんなに完璧な計画を立てても、現場で働くスタッフの希望や都合で、想定通りうまくシフトを組めないことは多々あります。

シフト管理ソフトやエクセルなどはあくまでツールです。これらのツールで実務を簡素化し、現場担当者が最も力を入れるべきマネジメントと、メンバーとの信頼関係を築くための時間を多く確保する。実はこれが、大切な基本姿勢なのです。

では、前述した大手飲食店チェーンのスタッフボイコットのようなことを起こさないためにも具体的にどのように実践すればいいのでしょうか?そのヒントとして、次回以降は大手外食チェーンの店長経験者・研修トレーナーの方にうかがった事例や、シフト管理・マネジメントに関するトピックを紹介していきます。


【シフト作成コラム バックナンバー】
・第二回 新人店長がたった3ヶ月で全アルバイトスタッフと信頼を築いた3つの方法。
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<シフト作成コラムとは>
シフトの作成・管理は単なる事務作業ではなく、人件費に関わるとても大切な業務です。現場が円滑に回るよう、スムーズに効率良く実施できれば理想的ですが、現実はなかなかうまく行きません。そこには様々な事情や悩みが存在しています。
そのような問題にどのように向かい合うのか、解決のために何をすべきなのか?「シフト作成コラム」では、現場担当者の方からお聞きした体験談やアドバイス、役立つ情報などをお届けします。

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